
僕は物欲については割と淡泊な方なのかもしれない。
よく芸能人がトーク番組で、思い出の品で集めていたフィギュアやこだわり品を出しているのを見たりするが、僕はたぶんその辺がない。
昔はよくご当時のキーホルダーとか買っていたが、今自宅の自室を見る限り、そういうものがない。割と機能を失うと、売ったり捨てたり、断捨離するのは得意なのかもしれない。
たぶん当時の僕は、キーホルダーがほしかったわけではなく、キーホルダーがもっている鍵を落とした際に、音が鳴ったり、落としたことを知らせてくれる機能にひかれて買ったんだと思う。
そんな僕でも、捨てていない物もたくさんある。
例えば、色紙や中学校時代の卒業生の代表のあいさつ文。
最近も直接会ってはいないんだけど、関わっていたある事業を通して、中学校の時の国語の先生に間接的にだが、関わる機会があった。
おそらく僕が中学校時代の時に新卒だったような気もするので、ちょうどポジション的にもミドルリーダーになる頃。
数多くいる生徒の中で、担任の先生でもなかった僕を覚えてくれていたことに嬉しい感情があった。
正直国語は苦手だったし、夏休みの読書感想文なんて、なんの意味があるのかよくわからなかったものの、国語の授業といい、わかりやすさでいった出会ってきた中で一番だったと思う。
先日お手紙もいただきましたが、当時と変わらず、綺麗でどこか女性らしい可愛らしい字で、懐かしく感じました。
地元にいたり、そういう業界でお仕事させていただいていることも関係しているのだと思いますが、最近よく当時お世話になっていた先生方に会ったり、交流があったりする。
正直、人に迷惑かけて自爆ばかりする、どうしようもない人間だったので、なんとか生きれたよなって思ってはいるんですけど。
あと、自宅にある思い出の品でいえば、ランドセル。
僕のランドセルには当時の同級生と、メッセージをランドセルに書きあうと風習と言うか、文化がありまして、久しぶり目をやると、まあなんというか、当時は自分は何をやっていたのかよくわかりません。
もちろん、感謝の言葉や中学校でも仲よくしようとメッセージもあるのですが、
「おかちん様天才!」「おかちん様最強!」
なぜか、こういうメッセージが多かったりします。
もちろんテストの点数とか、卒業文集とかで、「○○ランキング」とかあるんですけど、載っていないんですよ。
例えば、スポーツが上手な男子TOP3とか、勉強ができる・頭のいい男子TOP3とかに入っていれば、わかります。
でも、これが一つもないんです。
強いてあげるなら、優しいランキングで男子3位ってことだけです。
何が天才だったのか、何が最強だったのかはいまだに謎です。
こんな人間なので、周り道し過ぎて、やっと今、社会人としてのスタートラインに立てた感じなので、周りを見ると、出遅れた感半端ないです。
特に去年、今年は結婚ラッシュ。そして出世。
今風の言葉でいうなら、「ヤバイ」。
何がやばいのかというと、一つ目は俗世から離れたような生活をコロナによって送っているということ。
在宅勤務で仕事していることもあれば、仕事場にいっても自宅から職場までバスで移動して、職場では±20歳以内の同僚はいないので、職場恋愛っていうこともないし、動画編集したり、プログラマーじゃないのに、プログラマーやWeb周りのことをしていることもあって、会話することがほぼない。
なので、今回の企画でnoteも書いておりますが、オンラインサロンで、昔やっていた能力を使って、配信していることぐらいでしか、交流がないんですね、私。
性格的には周りに仲間がいないと、孤独死をしてしまうウサギみたいな感じ。心は硝子の少年です。
2つ目は周りと比べて自分の市場が低いということ。
最近になって、知り合いを通じて、自分の能力が発揮できる場で、作業したりできる環境が整いつつありますが、いわゆる本業の価値でいうと、高卒並みのレベルの低さですね。
性格的に楽しいことには昼夜問わず、熱中できるタイプなんですけど、やりたくない仕事には一切モチベーションや必要性を感じられないタイプ。
最近、morning noteというのを続けていて、毎朝自分の考えを言語化・見える化するので、わかってきたことなんですが、子どもが関わっていないと、ストレスを感じるタイプだということ。
学校現場なども好きじゃないのですが、たまに安全教室にくる講師ぐらいの立ち位置、関係性で子ども達に関わったりするのが、本当に好きなんだなって思いました。
ぜひ、皆さんもmorning noteやってみてください👇
先日もある場所で、講習とワークショップをやらせていただいたんですけど、自分がけっこう周りに迷惑をかけて過ごしたやんちゃ坊主だったので、講習中に騒いじゃう子も気持ちがよくわかるんです。
騒いでいる子の気持ちの根底にあるのは、「僕(私)をみて!」なんですよね。
この前もそうやって騒いじゃう子がいて、周りのスタッフさんが止めようとしたんだけど、あえて止めずに、僕が声をかけたんです。
「素敵な絵だね!ぜひみんなにも紹介してくれない?」
「いいよー!これは○○でね…」
ある程度、話し終わったところで、僕からしかけるんです。
「紹介してくれてありがとう!どうだった?」
「めっちゃよかった!」
「○○くんは紹介して、周りが反応してくれる楽しさがわかったから、今度は聞く番で、いいところをたくさん反応してみよう。悪いところとかは自分がよくわかっているから、いいところだけね。」
「わかった!」
ある意味教育心理学を少しだけですが、勉強して日々の活動で実践しているだけなんですけど、講習終わってから、このことを評価していただきました。
単純な人間なので、褒められたりおだてられるとやっちゃうタイプ。
当時何が天才で、何が最強だったのか。自分の価値ってなんだったのかよくわからなかったのですが、今振り返ってみると、自分は人をおだてる天才、ネガティブな性格でありつつ、ポジティブに物事が見れる天才だったのかもしれない。
(写真:七実さん)
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