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【#43】知ってほしい子どもの実情。

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相対的貧困とは?

今朝、ニュースを見ていたらこんな記事がありました。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201911/CK2019110602000136.html

NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」が低所得のひとり親家庭(児童扶養手当の全額支給対象者)に行ったアンケート調査によると、働いている人の8割近くが非正規労働に就いており、また5割以上が生活費のために借金している実態が明らかになったという。

対象者の8割以上働いているにも関わらず、雇用形態はパート・アルバイトが最も多く56.4%、契約・派遣社員が21%で、正社員はわずか19%だった。

現在、日本では約7人に1人、相対的貧困だと言われています。
相対的貧困とは、ざっくりいうと国の平均所得の半分以下の家庭のことを指します。
もし、日本平均所得が400万円だとしたら、相対的貧困層の家庭は200万以下で生活しているというわけです。

相対的貧困率の国際比較をOECD諸国の中で行っていて、日本はまさかのワースト6位。

ひとり親家庭になると、ワースト2で、約2人に1人が相対的貧困なのです。

意外と知らない事実。僕も初めて知ってびっくりしました。

貧困と子どもの能力について

では親の貧困によって、子ども達にどのような影響があるのでしょうか?

日本財団の調査によると、家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力には関係性があることがわかっています。
低学年のうちこそ、大きな学力差がありませんが、学年があがるにつれて、貧困世帯の子ども達は、他の世帯の子ども達より学力に遅れが出てしまうことがわかりました。

また、非認知能力においても、心身を健やかに、自信を持って生きていく環境が整っておらず、「どうせ勉強しても無理」だと諦めてしまう実態があるようです。

それは進学格差にもつながり、大学等進学率を比べても、全世帯で73.2%に対し、生活保護世帯は33.1%と約半分の進学率となっています。

「進学しなくても大丈夫でしょ。」と思われるかもしれませんが、皆さんも聞いたことがあるように、高卒と大卒では生涯年収が約8000万円〜1億円違うと言われています。
子ども一人育てるのに、公立でも約2000万円必要と言われている状態ですから、なかなか世代間で貧困が抜け出せず、貧困の連鎖が続いてしまうわけです。

教育と心理でどう変えていくのか?

先程もお伝えした通り、ただ勉強を教えればいいのかと言われれば、答えはNOです。

だって、勉強する意味だったり、勉強することの価値みたいなものがわからなくなってしまっているのですから、まずは基盤をきちんとしてあげなければいけません。

マズローの欲求階層説でいえば、

・生理的欲求
・安全欲求
・所属と愛の欲求
・承認欲求

これらの欲求を満たしてあげないと、「自己実現の欲求」にはたどりつかないのです。

家庭の経済格差と子どもの認知能力・非認知能力格差の関係分析
-2.5 万人のビッグデータから見えてきたもの-

具体的にいえば、食べる・寝るの生活基盤から、何か努力して、それがきちんと認めてもらえる環境が必要なのです。

だから僕は、そのためにいろんな人が集えて、「よう頑張っとるね。」と認めてもらえる環境を作らないといけないと思っているのです。

それは家庭が厳しいと難しいし、学校でもたくさんの子ども達がいるので難しいと思います。
第3の居場所として、寺子屋が作れたらいいなと考えています。

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まだまだ未熟な部分もありますが、頑張りますので、応援よろしくお願い申し上げます。

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この記事を書いた人

おかちんのアバター おかちん メディアカウンセラー

#社会教育士 #メディアカウンセラー
SNSやネット、ゲームなどの利用で悩んでいる子どもや保護者のカウンセリング、出前講座・学校などで授業しています!| #ライ組6期生 #SIA認定ネットセーフティ・インストラクター

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