「一生懸命発信しているのに、誰にも届かない…」「いつも単なる活動報告になってしまう…」 広報や情報発信について、そんな課題を抱えていませんか?
こんにちは。社会教育士でありメディアカウンセラーの岡野耕兵です。 今回は、私が講師を務めさせていただき、参加者の皆様から大きな反響をいただいた「読者の心に届く投稿づくり講座(全3回)」の様子をレポートします。
担当職員の熱い想いと、壁にぶつかった7人の学生たち
本講座の開催は、私と年齢も近い担当職員の方からの、ある熱いご相談から始まりました。
きっかけは、9月末に社会福祉協議会が主催した「学生Café」での出来事です。「ボランティアの魅力をSNSで広めたい!」と、7名の学生たちが主体的に立ち上がりました。彼らは自ら様々なボランティア団体に足を運び、聞き取りを行った内容を写真や動画にまとめ、Instagramで発信しようと企画していました。
しかし、いざ動き出そうとすると、彼らはすぐに壁にぶつかります。

「どうやって取材にお願いに行けばいいのか?」

「どんな方針で投稿を作ればいいのか?」
と悩み、7人の意見のすり合わせに苦戦していたとのこと。
その姿をそばで見ていた担当職員の方は、「なんとかして、この学生たちの主体的な活動を豊かなものにしてあげたい!専門家の力を借りたい」と私に声をかけてくれました。
さらに、情報化社会においてボランティア活動を広めるためには電子メディアでの発信が不可欠であり、活動者自身も発信の知識と技術を求めているという背景がありました。
「若者たちの挑戦を後押しし、若者がボランティアの楽しさを発信することで、様々な世代の方々にボランティアがひろがってほしい」
——そんな職員の方の熱意に私も強く共鳴し、プラザが持つノウハウも活かしながら、全3回の連続講座として伴走させていただくことになったのです。
長年メディアの世界や教育に携わる中で、いわゆる「バズる」ことばかりを意識した結果、無自覚に取材相手を傷つけてしまう投稿を数多く見てきました。
本講座では、学生たちやボランティア活動者の皆様がそうしたトラブルを未然に防ぎ、何よりも「相手へのリスペクト」を大切にした発信を学んでいただくことを強く意識してカリキュラムを構築しました。
講座のハイライト(全3回)
第1回:取材の心構え 〜相手への礼儀を考える〜

「バズる」だけの一瞬の花火を狙うのではなく、文化として残っていく発信を目指す。そんなお話から講座をスタートしました。
まずはエゴグラムを用いてご自身のコミュニケーションの癖を知り、相手に合わせた柔軟な姿勢を学んでいただきました。
さらに、生成AIを活用した丁寧なアポイントメールの作成や、「撮る許可」と「投稿する許可」を分けて取ることの重要性など、相手を傷つけず、温かい信頼関係を築くためのルールをお伝えしました。
第2回:聞く技術 〜好奇心と対話のレンズ〜

第2回では、相手から深い話を引き出す「対話のレンズ」を磨きました。
情報をただ聞き出そうとする「尋問」ではなく、純粋な「好奇心」を持つことが重要です。
相手が黙った時には心の中で「3秒待つ」という沈黙の優しさや、感情を受け止めて話を広げる技術を実践していただきました。
また、「Fact(事実)」「Episode(物語)」「Future(未来)」という3つの魔法の質問を使い、相手の「意外な一面」や心を打つ「言葉の宝石」を見つけるワークを一緒に行いました。
第3回:書く技術と編集 〜想いの架け橋と捨てる勇気〜
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最終回は、集めた素材を読者に届く投稿へと仕上げていきます。
読者の心を掴む「最初の3行(リード文)」の書き方をお伝えするとともに、私が最も強調したのは「編集とは何か」という倫理観です。
編集とは何を捨てるかを決める作業であり、事実を歪めたり、「かわいそうな人」「すごい人」と勝手にレッテルを貼って相手を傷つけたりしないよう、フラットな視点を持つことの大切さをお話ししました。
最後は、書き上げた原稿を取材相手に確認してもらい、相手を「最強の応援団」にするという発信の極意で全3回を締めくくりました。
参加者の声(アンケート集計結果)
全3回終了後のアンケートでは、参加者の皆様から満足度100%(「満足」50%、「やや満足」50%)という大変嬉しい結果をいただきました。
【1】参加者属性(第3回:回答数6人)
- 年代: 10代(33%)、30代(17%)、50代(17%)、60代(16%)、80歳以上(17%)
- 立場: 学生Caféのメンバー(2人)、ボランティア活動者(2人)、地域住民(2人)
※10代の学生から80代のシニア層まで、多世代が同じ場で「広報のあり方」を学び合いました。
【2】社会人基礎力による受講前後の変化(平均値の図解)
受講前と受講後で、参加者の皆さんの意識・スキルがどれほど変化したかを、社会人基礎力の3つの指標「発信力」「傾聴力」「柔軟性」に基づき比較しました。 アンケートは以下の6段階評価で行い、それぞれの平均値を算出しています。
<評価基準>
- 6:大変あてはまる
- 5:ややあてはまる
- 4:どちらともいえない
- 3:あまりあてはまらない
- 2:全くあてはまらない
- 1:わからない
特に「相手の立場への敬意」「要点を見極める力」「想定外への柔軟な対応」において、圧倒的な成長が見られます。
発信力(投稿づくりの技術・読者の心を動かす)
読者の心を掴み、行動を促すための構成力や文章力が向上しました。
| 質問項目 | 受講前 平均 | 受講後 平均 | 変化(伸び幅) |
|---|---|---|---|
| 記事の構成を工夫し、わかりやすくまとめる | 3.83 | 4.50 | ■■■ +0.67 |
| 読者の興味を引く書き出しを思いつく | 3.50 | 4.17 | ■■■ +0.67 |
| 読者の次の行動を意識して書くことができる | 4.00 | 4.33 | ■ +0.33 |
傾聴力(インタビュー・聞く力・想いを引き出す)
バズり目的ではなく、相手を深くリスペクトし、ありのままの想いを引き出す力が大きく伸びています。
| 質問項目 | 受講前 平均 | 受講後 平均 | 変化(伸び幅) |
|---|---|---|---|
| 相手の立場に敬意を払い、信頼関係を築ける | 3.67 | 5.33 | ■■■■■■■■ +1.66 |
| 要点を見極め、正確に情報を整理できる | 3.33 | 4.83 | ■■■■■■■ +1.50 |
| 効果的な質問で、深い話を引き出せる | 3.67 | 4.33 | ■■■ +0.66 |
柔軟性(コミュニケーション・マインド・相手の尊重)
取材時のマナーや、他者から素直に学ぶ姿勢など、情報発信における安全で柔軟なマインドセットが定着しました。
| 質問項目 | 受講前 平均 | 受講後 平均 | 変化(伸び幅) |
|---|---|---|---|
| 想定外の状況に備え、柔軟に見直せる | 3.17 | 5.00 | ■■■■■■■■■ +1.83 |
| マナーやルールを守り、適切な対応ができる | 4.17 | 5.17 | ■■■■■ +1.00 |
| 他者の投稿を参考に、自分の方法を改善できる | 4.17 | 4.67 | ■■ +0.50 |
【3】参加者からのリアルな声(抜粋)
「SNSの学びだけでなく、自分の性格のこととか、ジェネレーションギャップのことなども深く学ぶことができ、とても良い機会となりました。」
「わかりやすく、とても参考になりました。なかなかSNSやAIを使いこなせていないのですが、使ったらとても便利なことも見ていてよくわかりました。」
「投稿について初めて知れた情報をたくさん得られてよかった。」
「共感、メリットについて面白くすればいいのかなと思いました。」
発信とは「想い」である
時代が変わり、発信の手段やツールが変わっても、相手を思いやる「信頼」と「つながり」の本質は決して変わらないと私は信じています。
若者からシニア世代まで、多世代が交流する場において最も大切なのは、「バズる」ことではなく、取材相手のありのままの魅力を引き出し、対等な関係性でリスペクトを伝えることです。
その丁寧な発信が、必ず誰かの心を動かす「きっかけ」になります。
講演・研修のご依頼について

「私たちの団体でも、相手を尊重しつつ効果的な広報ができる講座をやってほしい!」

「若手とベテラン(シニア層)のコミュニケーションや接点作りを活性化したい!」
そうお感じの自治体、学校関係者、NPO法人、企業の研修担当者の皆様。
私、岡野耕兵が提供する「読者の心に届く投稿づくり講座」は、組織の課題や対象者に合わせて柔軟にカスタマイズし、全国どこへでも熱量を持ってお届けします。
単なるSNSスキルの習得にとどまらず、発信によるトラブルを防ぎ、参加者自身のコミュニケーションに対するマインドセットを温かく変える本講座を開催してみませんか?
詳細なカリキュラムのご相談や、講演・研修のご依頼は、以下の「お問い合わせページ」よりお気軽にご連絡ください。
皆様と一緒に、心に響く「想いの架け橋」を作れる日を楽しみにしています!
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